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心を病む人が増えています

聴診器

症状には個人差があります

誰でも体調の良くないとき、元気なときがあります。人の気分には浮き沈みがあるのが普通です。しかし気分の落ち込みがいつまでも回復しないときは、うつ病を患っているかもしれません。うつ病は大うつ病性障害と双極性障害とに分けられます。この病気の主な症状として強い抑うつ感や焦燥感があります。何をするにも興味がわかないなど明らかに今までとは違う精神状態がみられるようになります。このような症状に加え、活動的になる躁状態が現れるのが双極性障害です。個人差はありますが、数ヶ月から数年の期間を経ながらうつ状態と躁状態をくり返します。なぜ自分だけがこのような病気にと考えがちですが、うつ病は決して特別な病気ではなく、誰もがかかる可能性のあるありふれた病気の1つです。日本のうつ病患者の数は、100万人を超える勢いで増え続けています。ところが、症状を自覚していながらも、適切な治療を受けられている人は4分の1程度しかいないと言われています。そしてうつ病になりやすい性格や気質もあります。それは、真面目で責任感があり、勤勉であるというのが特徴です。このような性格の人は仕事熱心であることが多く、周囲からの評価も良いので、長所と言ってよいでしょう。しかし完璧さを求めるあまり小さなミスをいつまでも気にしていたり、こだわっていると前に進めなくなったりすることがあります。仕事に限らず、人は成功と失敗をくり返しながら生きていくものです。何事にも興味がわかないのは、このような独特な性格が影響していることがあります。時には妥協するなど、柔軟な対応が必要な場合も少なくありません。うつ病にかかりやすい人の中には、満足のいく結果を出さなければならないというプレッシャーから、うつ状態となってしまう人もいます。意欲がでない、興味がわかないなどの気分が2週間以上続くようなら精神科での診察を受けた方が無難です。精神科での治療では週1回ペースでの通院となることが多いのですが、症状によってはもっと頻繁に通わなければならない場合もあります。診療時間や緊急時の対応も考慮し、通いやすい医療機関であることが条件です。そしてうつ病に限らず、心の病全てに言えることですが、薬物療法だけで完治させるのは難しい場合があります。患者本人が抱えている根本的な原因にも目を向けなければ、効率的な治療も期待できません。そこで高い効果を発揮してくれるのが心理療法です。認知行動療法など各種心理療法を行える医師や臨床心理士が在籍していかどうかも病院選びでは重要になります。更に自立支援制度や作業所の紹介など患者を取り巻く環境について親身になって相談に応じてくれる体制が整っていれば安心して利用できます。しかし中には、これ等の医療機関の利用について抵抗を感じる人もいます。うつ病を患っていることを自覚できない人や病気に対する偏った考えを持っている人達です。しかも自分の強い抑うつ感や意欲の低下、興味がわかないなどといった精神状態を隠そうとする人もいます。そのような人が家族や身近にいる場合には、自治体の設置する相談窓口を利用することができます。今後の患者に対する接し方などについて適切なアドバイスを受けることができるので、無理なく医療機関の受診を勧めることができます。そして優良な病院の殆どは、世間の評判も良いものです。もし利用する病院選びで迷ってしまったら、利用者の体験談などを掲載した口コミサイトを参考にするのが便利です。